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特許の知識

弁理士を選ぶときに気をつけるべきポイント

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1.弁理士によって、実力は全然違う

弁理士という資格をもっていても、その実力は千差万別です。

 

誰が担当しても特許にすることが難しい案件もありますが、多くの場合は、弁理士の腕にかかっています。ある弁理士が「この発明は、特許にすることはできない」と言ったとしても、その弁理士に、特許にできる実力がないだけで、別の実力のある弁理士であれば、特許にすることができる場合があります。

 

医者でも、名医もいれば、やぶ医者もいます。弁護士でも、辣腕弁護士もいれば、やぶ弁護士もいます。堺雅人さん演じるドラマ「リーガルハイ」の古美門健介のように、訴訟に圧倒的に強い弁護士もいれば、訴訟に弱い弁護士もいます。

 

弁理士も同じです。同じ企業の出願を取り扱っていても、特許にできる割合が10件のうち3件以下の人もいれば、10件のうち8件以上の人もいます。

 

同じ弁理士という資格をもっていても、その実力には相当な差があります。残念なことではありますが、中には、基礎的なことも十分に理解せずに、仕事をされている方もいらっしゃいますので、気をつけてください。

2.弁理士を選ぶときに気をつけるべきポイント

弁理士の選び方は、そんなに簡単ではありませんが、正直なところ、会って判断をするしかありません。

 

その際に以下の視点で、弁理士をチェックしてみてください。

 

  • 自社の技術について説明した後に、説明したことを十分に理解しているか。
  • 自社の技術について説明した後の弁理士からの質問が、具体的で、的を射たものであるか。
  • こちらからの質問に対して、わかりやすく、あいまいさを残すことなく、回答ができているか。
  • 弁理士からの提案が具体的で、その提案の理由についても十分に納得できるように説明されているか。

 

弁理士からの質問や説明が具体的で的を射たものである場合は、その弁理士が、論理的に、緻密に、物事を考えることができる可能性が高いですし、こちらからの質問に対して、わかりやすく、明確な回答ができる人は、わかりやすく明確な文章を書ける可能性が高いです。

 

こういった視点で弁理士をチェックしていただくだけでも、腕のいい弁理士かどうかを、かなりの確度で見抜くことができるはずです。

3.弁理士を選ぶ際に惑わされてはいけないポイント

弁理士を選ぶ際に惑わされないように気をつけないといけないポイントがいくつかありますので、ご紹介します。

 

1つ目。弁理士を年齢だけで判断してはいけません。

 

年齢が高いほど、実力がありそうに見えることがありますが、年齢と実力はまったく関係ありません。

年齢が高くてベテランのように見える人でも、経験が浅い方もいらっしゃいます。20代から特許業界で仕事をされている方もいれば、40代から特許業界での仕事をスタートされる方もいらっしゃいます。

 

また、年齢が40代、50代でも、実力が伴わない人もいれば、まだ20代でも、実力は抜群の人もいます。

 

もっと言うと、特許業界における業界歴の長さと実力も関係ありません。特許事務所で10年以上、仕事をしていても実力が伸びない人もいれば、2、3年ほどしか仕事をしていないけれど、10年以上仕事をしている人よりも実力のある人もいます。

 

ベテランのように見えて、自信たっぷりに見えるけれど、実は、十分な仕事ができない方がいらっしゃるのも、残念ではありますが事実です。

 

弁理士の仕事の成果は、論理的思考ができるかどうか、文章力があるかどうかで、決まりますから、必ずしも年齢や業界歴と、実力が、一致するとはかぎらないのです。

2つ目。登録率、特許査定率は、あてになりません。

 

ウェブの広告などで登録率が高いことを売りにしている事務所があります。しかし、登録率が高いということだけを理由に選ぶと失敗します。

 

請求項の内容を狭くすれば狭くするほど、特許にするのは簡単になります。特許が認められたとしても、自社のサービスや商品とは全く関係のない権利範囲になっていたり、他社が簡単に回避できるような有効でない特許である場合があります。

 

特許事務所によっては、出願人の商品やサービスの内容を全く考慮せず、単に特許になりやすい内容で特許にすることを提案してくることがありますから、権利範囲が狭くて、あまり意味のない特許を取得して、「登録率が高い」ことを売りにしていることも十分にあり得ます。

理想的なのは、特許庁が、この発明は特許が認められないと判断した場合であっても、権利範囲を狭めることを最小限にとどめつつ、特許庁の判断に対して、しっかりとした反論をして権利化することのできる事務所です(当事務所も、そのような事務所でありたいと考えています)。

 

登録率のみを売りにして、あまり有効でない特許を取得している事務所さんと比べて、登録率も低くなりますし、場合によっては費用もよりかかるかもしれませんが、長期的な視点で考えた場合、その方が自社にとって良い結果につながるはずです。

3つ目。特許事務所の規模や、オフィスの立派さは、弁理士の実力とは関係ありません。

 

事務所の規模も考慮にいれない方がいいでしょう。事務所の規模が大きくなれば、オフィスも立派になる傾向にありますが、オフィスの立派さも、弁理士の実力とは関係ありません。

 

規模の大きな特許事務所には、もちろん優秀な方がたくさんいらっしゃるかと思いますが、そこにいる全ての人が優秀とはかぎりません。優秀な人もいれば、そうでもない人もいるのが現実です。

4つ目。「〇〇専門」はあてにならない。

 

弁理士には、化学に強い弁理士もいれば、機械に強い弁理士もいます。また、ソフトフェアやビジネスモデル特許に強い弁理士もいます。

 

ただ、化学に強い、機械に強い、ソフトウェアに強いは、誰でもいえますから、あくまでも、何を専門分野にしているかは、弁理士を決めるうえでの参考材料程度だとお考えください。

 

本当に実力のある弁理士は、自分の専門分野以外の分野でも、その分野を専門とする弁理士よりもいい仕事をすることがあります。そのくらい、弁理士には、実力のひらきがあります。

5つ目。費用で判断をするのは危険です。

 

特許事務所によって、特許出願の費用は大きく異なります。もちろん、リーズナブルなサービスを提供しているところを選ぶべきだとは思いますが、弁理士によって、実力差は大きく異なります。

 

費用が安くても良質なサービスを提供しているところはあるかもしれませんが、安くなればなるほど、作成された書類の質や提案の質は大きく低下する可能性が高くなります。

 

自社にとって重要な発明だからこそ、多少費用が高くなっても、良質な提案をし、良質な書類を作成している特許事務所を選んでいただきたいです。

 

 

以上、ご参考になれば、幸いです。

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