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-『特許になりません』とは言えません- 第170号

2018.09.24 カテゴリー/ Column 

 こんにちは。田村良介です。


 これまで、数多くの特許出願にたずさわってきました。
 
 特許庁で審査が進められて拒絶理由通知がだされ、
 その内容を見てみると、

 『さすがに、これを特許にするのは厳しいなぁ』

 と思うことがあります。


 それでも、何とか特許にしようと、
 知恵を絞って、意見書を書きます。

 そうして結果をみてみると、
 意外と特許が認められます。


 意見書を書いた本人が、びっくりします。
 『特許になったんだ。。。』

 もちろん、意見書を書く際に、
 
 ありったけの知恵を振り絞って、
 もっているノウハウをフル活用しているから
 こその結果であって、

 そんなに簡単なものじゃないですよ。



 お客様と打ち合わせをしていると、

 『この発明、特許になるでしょうか?』
 と質問を受けることがあります。


 でも、こういった経験を何度もしてきていると、
 
 出願をするかしないかの段階で、お客様に対して、

 『進歩性がないから、特許にはならないです』とは、
 簡単には言えなくなります。

 
 もし、その発明について特許を取得することで、
 他社と差別化することができ、
 事業を優位に進めるための武器になるのであれば、

 ちょっとくらい、特許にするのが厳しそうでも、
 可能性がゼロでないなら、チャレンジしましょう!

 というのが、正解かなぁと思います。


 ダメな理由を探すのは簡単。

 その難しいものを、
 どうすれば、特許にすることができるか?
 
 を考えることが重要だし、
 我々、弁理士がすべき仕事だと思うわけです。


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