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こんにちは。田村良介です。


皆さん、「うんこ漢字ドリル」ってご存知でしょうか。

小学生向けの漢字ドリルですが、
今、爆発的に、売れているらしいですね。

何でも、発売後2ヶ月で140万部以上売れているとか。


作者の古屋雄作さんは、もともと「うんこ川柳」で
本を出版されるつもりだったそうです。

それが、「うんこ川柳」では売れない、
ということで、漢字ドリルになったとか。。。


それにしても、

「うんこ」を例文にした「漢字ドリル」
という発想がすごいですよね。


「うんこ」という単語を使った例文をつくるにあたっては、

 ・嫌悪感をなくす、
 ・生々しさを薄める、
 ・ポジティブな例文にする

という工夫をされたそうです。



この「うんこ漢字ドリル」、
実は、発明にも通ずるものがあります。


「うんこ」と「漢字ドリル」という意外な組み合わせ。

その組み合わせを、
ポジティブな例文にするなどの3つの工夫で、

子供が楽しんで学習できるようにしたのが、
「うんこ漢字ドリル」です。


発明も、単に、組み合わせやすい2つのものを
組み合わせただけでは、特許になりません。

ですが、意外なものを2つ組み合わせることで、
特許になる可能性は高まります。

さらに、2つのものを上手く組み合わせるために、
そこに工夫があって、

優れた効果が得られるのであれば、
特許になる可能性は、ぐんと高まります。


言わば、「うんこ漢字ドリル」は、
発明のお手本とも言える存在ではないかと。


それにしても、キーボードで、
こんなにも「うんこ」を入力することは、
もう、この先ないように思います(笑)。


本日は、大変失礼いたしました。。。



◆今日のポイント◆
└───────────────────


 ☆意外なものを2つ組み合わせることで、
  特許になる可能性は高まる。

  2つのものを上手く組み合わせるために、
  そこに工夫があって、

  優れた効果が得られるのであれば、なお善し。  

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■当メールマガジンについて

※当メールマガジンは、私個人の特許に対する考え方や
 ノウハウをお伝えするものであり、ご紹介する内容の
 すべてが絶対的に正しいとは、考えておりません。

 予めご了承いただいたうえで、お読みください。

■メールマガジン「役に立つ特許実務者マニュアル」は
 著作権により保護されています。

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こんにちは。田村良介です。


もう15年も前、この特許の業界に入ったばかりの頃です。

当時勤めていた特許事務所で、上司から、

「所長と話をするときは10秒以内に話をまとめなさい」

と言われていました。


さすがに、発明や拒絶理由通知の内容を説明するのに、
10秒は無理だよ~、と思っていたわけですが、

事前に、図や表を準備するなどして、
できるだけ、分かりやすく、簡潔に説明できるように心がけていました。


それでも、話に要領を得ないところがあると、
雷を落とされていたのですが(笑)。


ただ、若い頃の、
簡潔に分かりやすく物事を伝える訓練は、
今になって非常に役に立っています。


例えば、特許制度を詳しく知らない方に、
特許制度をお伝えするときなど、

大変ありがたいことに、
「分かりやすい説明、ありがとうございます」

なんてことを言っていただくことがあります。

こう言っていただくのは、うれしかったりします。



簡潔に分かりやすく物事を伝えることは、
口頭の説明だけでなく、文章を書くときにも役立ちます。


例えば、拒絶理由通知への対応で、意見書を書くときも、

複雑なことを、できるだけ簡潔に分かりやすく書くことで、
説得力がうまれます。


逆に、たくさんのことを主張しているけど、
何がポイントなのかが分かりづらい文章は、
説得力に欠けます。


そこで、
簡潔に分かりやすく物事を伝えるためのコツは何か?
と考えてみたのですが、

・伝えたいことを、自らが十分に理解していること

・相手に理解してもらうための最低限の情報は何かを
 相手の立場に立って、想像してみること

・どのような話の流れでメッセージを伝えると、
 思考の流れが途切れることがないかを考えてみること

・一度に複数のことを伝えようとしないこと

などなど。


思いつくままに、書いてみましたが、他にもありそうですね。


特に「伝えたいことを十分に理解していること」は、
すごく重要なのではないかと思っています。

理解しているつもりでいても、
いざ伝えようとすると、理解できていないことに気付いたりしますからね。


理解が不十分だと、当然ですが、
言葉足らずになったり、説明が冗長になったりします。


30秒~1分間ほどで、
伝えたいことを伝えきれない場合は、

もう一度、準備にしっかり時間をとってもいいのかもしれませんね。




◆今日のポイント◆
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 ☆簡潔に分かりやすく物事を伝えるためのコツとは?

  ・伝えたいことを、自らが十分に理解していること

  ・相手に理解してもらうための最低限の情報は何かを
   相手の立場に立って、想像してみること

  ・どのような話の流れでメッセージを伝えると、
   思考の流れが途切れることがないかを考えてみること

  ・一度に複数のことを伝えようとしないこと


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こんにちは。田村良介です。


以前、『ビジネスモデル特許』という言葉が、
大手新聞社の紙面によく登場していた時期がありました。


特許庁によれば、2000年にビジネス関連発明の出願件数は急増し、

その後、減少傾向にあり、2014年は約7,000件だったようです。


ビジネスモデル特許という言葉が誤解を生みやすいのですが、

ビジネスモデルそのものは、特許にはなりません。


特許で、保護されるのは「発明」なのですが、
ビジネスモデルは、自然法則を利用したものではなく、

「発明」ではない、と考えられるためです。


例えば、ピザの宅配で30分以内にピザを配達しなければ無料にする、

というビジネスモデルは特許の対象とはなりません。



ですが、そのビジネスモデルをよりよく実行するための
技術的な工夫であれば、特許になり得ます。


例えば、少ない人数で宅配を効率的に行うための
移動経路を検索するソフトウェアを開発すれば、

特許が認められるかもしれません。


このように、ビジネスモデル特許の多くは、
ビジネス分野でソフトウェアを利用したものです。


さて、ソフトウェアの特許ですが、

人が行っている業務をコンピュータが実行するだけでは、

進歩性がないと判断されて、特許が認められません。



では、どうするか? なのですが、

ソフトウェア特許の請求項は、
簡単に言うと、3つの構成からなっています。

 入力、演算、出力


この入力、演算、出力のどこかに工夫があれば、
進歩性が認められやすくなります。


例えば、

「入力」の工夫で、少ない操作で入力できる
「演算」の工夫で、CPUの負荷が小さくなる
「出力」の工夫で、ディスプレイの情報が見やすくなる

などです。


そういった視点でみていただくと、

今まで特許にするのが難しい、と考えていたものでも、

特許になるものが、あるかもしれません。


もちろん、このような技術的な工夫で特許が認められたとしても、

ビジネスモデルそのものは保護できませんが、

それでも、他社に対する優位性は確保できるのではないか
と思います。



◆今日のポイント◆
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 ☆ビジネスモデルそのものは特許で保護できなくても、

  ビジネスモデルをよりよく実行するための工夫で特許を取得できれば、

  他社に対する優位性を確保できる。


 ☆入力、演算、出力の工夫が、特許性を主張するためのポイントになる。


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こんにちは。田村良介です。


先日、自宅で、突然強い痛みに襲われました。

「痛っ!」

ふと見ると、レゴブロックを踏んでしまったようです。
足の親指の裏側が、痛い・・・。


5歳の息子がいるのですが、ブロックで遊んだあと、
片づけ忘れたものがあったようです。


ブロックに気が付いていれば、

当然、ブロックを踏むことはありませんし、
痛い思いもしませんでした。


そういえば、「はじめの一歩」という
ボクシング漫画があるのですが、

はじめの一歩でも、

「来ることが分かっているパンチは耐えれるけど、
 意識していないところから来るパンチは、耐えられない」

みたいな話があったような。


それにしても、痛かったです。
今回は、息子のしかけた罠にしてやられました。



特許の世界でも、同じようなことがあるかもしれません。


他社特許のことを把握せずに、
事業を進めていると、手痛いことになりますが、

自社の障害となる他社特許の存在を、
問題になる前に、知ることができていれば、

時間をとって、対策をとることができます。


対策としては、

・異議申立てや無効審判などで、特許を取消し・無効にする

・製品の設計・仕様を変更する

・ライセンスを受ける・特許権を買い取る

・クロスライセンスをする

・先使用権を主張する

・事業を中止する

などが、あげられそうです。



障害となりうる特許の存在がわかっていれば、

特許を無効にするための文献を探す時間もとれますし、

製品の設計を変更するにしても、
時間をかけて検討することができます。


来ることが分かっているパンチは耐えることができますので、

まずは、

障害となりうる特許を把握することが重要
と言えるかもしれません。


◆今日のポイント◆
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 ☆来ることが分かっているパンチは耐えることができる。

  まずは、自社にとって障害となりうる特許を把握する
  ことが重要。


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こんにちは。田村良介です。


前回、ジャパネットたかたの高田明さんの
著書「伝えることから始めよう」(東洋経済新報社)について、
ご紹介をさせていただきました。


この本では、

高田社長が「伝わるコミュニケーション」について、
語っていらっしゃいます。


高田社長が、家電を紹介することで、
その家電がたくさん売れていく理由を垣間見ることができます。


印象に残ったのは、

『伝えたいのには理由があります。
 その理由に曇りがあると、伝えたいことは伝わらない。』

『私は「ただ伝えるのではなく、伝わるようにしないといけない」
 といつも思っています。
 そのために大切なのは、やはりパッション、情熱ですよ。』

『私が何よりも心掛けてきたのは、
 上手くではなく、わかりやすく伝えることです』

『「何を伝えたいのか」を明確に意識することが、とても大切です』

などなど、

ご紹介したいメッセージは、まだまだあります。



話と文章の違いはあるものの、

私たちの仕事でも「伝えること」「伝わること」は必須ですので、
参考になる部分が多々ありました。



わかりやすく伝える、ということに関してですが、

一つ一つの文ごとに、何を伝えたいのかが明確に意識されていなければ、

読み手に伝わる、わかりやすい文章にはなりません。



そして、
何を伝えたいのかが明確に意識できていない場合、

実は、伝えたいことについての整理・理解が、
不十分な場合が多いのではないかと思っています。



伝えたいことについて、
しっかりと理解できていなければ、

わかりやすい表現で説明をすることはできません。


専門用語ばかりで、わかりにくい文章というのは、
実は、文章を書く前で決まっていて、

伝えたいことへの理解、本質の把握が不十分だから、
専門用語を使わないと説明できなくなる、

ということではないかと。


私もそうなのですが、
分かりやすい文章になっていない場合は、

理解しているつもりで、
理解できていないことが、多々あります。



同じことを伝える場合であっても、

専門用語を使った説明もできれば、
専門用語を使わずに説明することもできる、

といったように、読み手によって、
表現を変えることができるのが理想だと思います。



明細書にしても、意見書にしても、
分かりやすく書けていない場合は、

文章を修正する前に、一歩立ち返って、

伝えたいことについて十分な理解できているか、
振り返ってみると、良いかもしれません。



えーと、

このメールマガジンがわかりやすいかどうかは、
あまり追及しないでくださいね(笑)


◆今日のポイント◆
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 ☆一つ一つの文ごとに、「何を伝えたいのか」を
  明確に意識することで、わかりやすい文章になる。

 ☆伝えたいことについての整理・理解が不十分だと、
  何を伝えたいのかを明確に意識することができない。
  
  まずは、伝えたいことの整理・理解から始める。

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