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年末年始の営業について

2013.12.11 カテゴリー/ News 

本年の最終営業日は12月27日(金)、新年は1月6日(月)より営業を開始いたします。

クライアント企業の特許出願や特許活動等を支援する中で培った、
特許の実務者にとって役立つ考え方やノウハウを分かりやすく具体的にお伝えしていきます。

ホームページをリニューアルしました。

こんにちは。田村です。


今でこそ、セミナーの講師をすることに慣れましたが、
初めてセミナーの講師をしたときは、目も当てられない
状態でした。


思い出すだけでも恥ずかしいのですが、アンケートに
「プレゼンの仕方、勉強した方が良いのでは?」と
書かれたくらいですから(涙)。。


ひどいところからのスタートとなりましたが、
その後、セミナー講師で話の上手な人を参考にしながら、
何十回も講師を繰り返すうちに、お褒めの言葉を
いただけるようにもなりました。


ある企業の方から、
「たくさんの方を講師に呼んで社員向けにセミナーを
 していますが、田村さんのセミナーが一番評判良いんです」
と言われたときは、非常に嬉しかったのを覚えています。


現時点で出来ないからといって、将来も出来ないわけでは
ありません。この経験から何事も挑戦する大切さを学んだ
気がします。




さて、本題です。
今日は特許調査についてのお話です。


特許調査をするとき、キーワードだけでなく、
IPCやFIを活用すると非常に便利です。


例えば、「シャープペンシル」に関する発明について
特許調査を行う場合を考えます。


実は、シャープペンシルに関する特許出願であっても、
明細書内で「シャープペンシル」という用語が使用されて
いるとは限りません。例えば「筆記具」という用語で表現
されている場合もあります。


ですから、検索キーワードを「シャープペンシル」とすると、
このような特許文献が漏れてしまうことになります。

ですが、検索キーワードを「筆記具」とすると、鉛筆など
シャープペンシルとは関係のないものも検索されることに
なります。

このような関係のないものまで、内容を確認するのは大変
ですから、出来れば避けたいところです。


そこで、便利なのが、IPCやFIです。シャープペンシル
に関するIPCは「B43K21/16」です。

これを検索条件の一つに加えておけば、「シャープペンシル」
や「筆記具」を検索キーワードに加えなくても、
「シャープペンシル」に関する特許文献が抽出されてきます。


つまり、IPCやFIは、検索キーワードと同じような働きを、
より的確に行ってくれるものなのです。




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メールマガジン「役に立つ特許実務者マニュアル」は
著作権により保護されています。

また、本メールマガジンは、私個人の特許に対する考え方や
ノウハウをお伝えするものであり、ご紹介する内容のすべてが
絶対的に正しいとは、考えておりません。

その点について、予めご了承いただいたうえで、お読みください。


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こんにちは。田村です。


先日、タクシーを利用したときのことです。
料金の支払いの際に、運転手さんが計算ミスをしていて、
お釣りを多く渡してくれたのです。


計算すると、600円ほど、多くお釣りを受け取っています。
運転手さんは、まったく気づく気配はありません。


「ありがとうございます!忘れ物がないようにしてください」
とニコニコしています。



そして、私の中で、天使と悪魔が喧嘩をしはじめました。

「運転手さんが間違って渡したんだから、
 もらっておけば良いのに」

「それはちがうぞ!、きちんと返すべきだ!」


そんな小競り合いが、数秒間、続きましたが、
最終的には、運転手さんにお釣りが間違っていることを告げ、
多く受け取った額を返却しました。



ここで600円を受け取るよりも、正直に返した方が、
自分も健全な気持ちが維持できるでしょうし、


そうした健全な心持ちで、日常を過ごすことで、
600円以上の幸運がやってくるような気がします。




さて、本題です。


特許事務所を開業する前に務めていた事務所の
所長の教えで、今も大切にしている教えがあります。


「意見書は自分が特許を取れると思えるものでなければ、
 とおらない」

というものです。


拒絶理由通知への対応として意見書を書きますが、

書いた本人が「審査官の判断を覆せる」と思えるもの
でなければ、特許が認められるはずがない、

そのとおりだと思います。


自信の有る、無しが、文書にも現れるんでしょうね。



別に意見書でなくても、その他のことでも同じで、
自分でできると思えることでなければ、
やはり、うまくいかなったりするものです。


この教えを踏まえ、

この内容であれば、審査官も特許を認めざるを得ないだろう、
ぐうの音も寝ないだろう、

と自分自身が思えるところまで、意見書の内容を練ることを
意識しています。


そうすると、引用文献の内容が近くて、特許にするのが
難しいと思える案件であっても、意外と特許になったりするものです。


もし、意見書を書いた後、一度、内容を読んでみて、
拒絶理由が覆せるかどうか自信がない、
ということであれば、自信が生まれるまで粘ってみてください。


良い案が生まれるかもしれませんよ。



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