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-ジャパネットたかたの「伝わるコミュニケーション」- 第127号

2017.02.17 カテゴリー/ Column 

こんにちは。田村良介です。


前回、ジャパネットたかたの高田明さんの
著書「伝えることから始めよう」(東洋経済新報社)について、
ご紹介をさせていただきました。


この本では、

高田社長が「伝わるコミュニケーション」について、
語っていらっしゃいます。


高田社長が、家電を紹介することで、
その家電がたくさん売れていく理由を垣間見ることができます。


印象に残ったのは、

『伝えたいのには理由があります。
 その理由に曇りがあると、伝えたいことは伝わらない。』

『私は「ただ伝えるのではなく、伝わるようにしないといけない」
 といつも思っています。
 そのために大切なのは、やはりパッション、情熱ですよ。』

『私が何よりも心掛けてきたのは、
 上手くではなく、わかりやすく伝えることです』

『「何を伝えたいのか」を明確に意識することが、とても大切です』

などなど、

ご紹介したいメッセージは、まだまだあります。



話と文章の違いはあるものの、

私たちの仕事でも「伝えること」「伝わること」は必須ですので、
参考になる部分が多々ありました。



わかりやすく伝える、ということに関してですが、

一つ一つの文ごとに、何を伝えたいのかが明確に意識されていなければ、

読み手に伝わる、わかりやすい文章にはなりません。



そして、
何を伝えたいのかが明確に意識できていない場合、

実は、伝えたいことについての整理・理解が、
不十分な場合が多いのではないかと思っています。



伝えたいことについて、
しっかりと理解できていなければ、

わかりやすい表現で説明をすることはできません。


専門用語ばかりで、わかりにくい文章というのは、
実は、文章を書く前で決まっていて、

伝えたいことへの理解、本質の把握が不十分だから、
専門用語を使わないと説明できなくなる、

ということではないかと。


私もそうなのですが、
分かりやすい文章になっていない場合は、

理解しているつもりで、
理解できていないことが、多々あります。



同じことを伝える場合であっても、

専門用語を使った説明もできれば、
専門用語を使わずに説明することもできる、

といったように、読み手によって、
表現を変えることができるのが理想だと思います。



明細書にしても、意見書にしても、
分かりやすく書けていない場合は、

文章を修正する前に、一歩立ち返って、

伝えたいことについて十分な理解できているか、
振り返ってみると、良いかもしれません。



えーと、

このメールマガジンがわかりやすいかどうかは、
あまり追及しないでくださいね(笑)


◆今日のポイント◆
└───────────────────

 ☆一つ一つの文ごとに、「何を伝えたいのか」を
  明確に意識することで、わかりやすい文章になる。

 ☆伝えたいことについての整理・理解が不十分だと、
  何を伝えたいのかを明確に意識することができない。
  
  まずは、伝えたいことの整理・理解から始める。

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