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-進歩性 三種の神器- 第148号

2017.09.25 カテゴリー/ Column 

こんにちは。田村良介です。



新・三種の神器って、ご存知ですか。

家電について、三種の神器という言葉が
初めて使われのは、1950年代。

その頃の三種の神器は、
冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビでした。


新・三種の神器は、

 ロボット掃除機、
 全自動洗濯乾燥機、
 食器洗い機

とのこと。


先日、10年以上、頑張ってくれていた
我が家の掃除機が、壊れてしまいました。

スイッチを押しても、応答してくれません。

10年以上、頑張ってくれたことに感謝しつつ、
思い切って、ロボット掃除機を購入しました。


実際に使ってみて、すごい便利。

壁にぶつかりながらも、頑張って床を掃除して
くれている姿をみて、愛着がわいてきました。



さて、かなり強引ですが、
発明の進歩性を主張する際も、三種の神器があります。


進歩性の三種の神器は、

 ・相違点
 ・発明の効果
 ・阻害要因


先行技術と相違点がなければ、
そもそも新規性がない、

ということになりますから、

発明が先行技術に対して相違を有することは、
大前提となります。



次に、発明の効果。

先行技術に対して優れた効果を
有するものであればあるほど、

進歩性は、認められやすくなります。



最後に阻害要因。

先行技術において本願発明と同じ構成を
採用することを阻害する事情がある場合は、

進歩性は、認められやすくなります。


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