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クールビズ実施のお知らせ 2019

2019.05.07 カテゴリー/ News 

本年も地球環境への配慮および節電対策の一環として「クールビズ」を実施いたします。

◆実施期間 : 2019年5月1日~2019年9月30日
実施期間中は軽装 (ノーネクタイ、ノージャケット等)での業務を推進しております。
皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


COOLBIZ

ゴールデンウィーク休業のお知らせ

2019.04.10 カテゴリー/ News 

平素は弊所サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら、弊所では下記の日程において休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。


■■ゴールデンウィーク休暇期間■■

2019年4月27日(土) から 2019年5月6日(月) まで


※上記期間中もインターネットからのお問い合わせは受け付けておりますが、
 ご連絡に対するお返事につきましては、 緊急の場合を除き、
 2019年5月7日(火)以降に順次対応させていただきますので、
 あらかじめご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

今後とも、格別のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。

 こんにちは。田村良介です。



 少し遅くなりましたが、本年、第1回目のメールマガジンになります。
 本年もよろしくお願い申し上げます。


 昨年12月になりますが、ある大手企業様で、
 技術者・研究者50名を対象に、拒絶理由通知への対応について、
 セミナー講師をさせていただきました。


 セミナーの内容ですが、
 拒絶理由通知に対する意見書を書くためのセミナーではなく、
 どのような方針で対応するのかを検討するためのセミナーです。

 技術者・研究者の方は、通常、特許事務所や知的財産部から、
 対応方針の提案を受けて、その方針で進めるかを判断することが
 多いかと思いますが、

 その方針に沿って進めることが、
 事業に貢献するような特許につながるか?

 など、より適切な目で判断していただくことが重要となります。

  
 そういった視点も含めて、拒絶理由通知への対応方針を
 どうやって検討するのかを、お話させていただきました。


 終了後、アンケートを見せていただきましたが、
 大変ご好評をいただき、ほっとしております。

 もし、社内研修で、技術者や研究者向けに、
 拒絶理由通知への対応セミナーを実施したい、

 とのことでしたら、お気軽にお声掛け下さい。



 ごくたまにですが、
 明細書は別の方が書かれて、拒絶理由通知への対応から
 弊所にて担当させていただくことがあります。


 正直なところ『明細書がいまいちだなぁ』と思っても、
 拒絶理由通知の際に、しっかりと対応すれば、

 案外なんとかなるもので、特許にすることもできます。


 一方、明細書がしっかりしていても、
 拒絶理由通知への対応がいまいちだと、

 特許にならなかったり、特許になっても、
 あまり有効だと思えないものになります。


 ですから、個人的には、
 
 特許明細書の作成も重要だけど、

 それと同じか、それ以上に、
 拒絶理由通知への対応は重要だと思っています。
 


 多くの企業の方とお付き合いしていると、

 皆さん、特許出願の際には、非常に力が入っているのに、
 拒絶理由通知の際には、それほど力が入っていないなぁと

 感じることがあります。


 拒絶理由通知への対応は、

 競合他社への牽制となるような有効な特許を取得できるか、
 取得できないかの分かれ道となるものですので、

 是非、拒絶理由通知への対応にも、
 より力を注いでいただきたいなと、思います。


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■当メールマガジンについて

※当メールマガジンは、私個人の特許に対する考え方や
 ノウハウをお伝えするものであり、ご紹介する内容の
 すべてが絶対的に正しいとは、考えておりません。

 予めご了承いただいたうえで、お読みください。

■メールマガジン「役に立つ特許実務者マニュアル」は
 著作権により保護されています。

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『ソフトウェア特許・ビジネスモデル特許の専門サイト』を開設しました。

ソフトウェア特許・ビジネスモデル特許の基礎知識から
具体例、事業を強くするための特許とはについて、まとめています。

是非ご覧ください。

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-商品開発と特許- 第182号

2018.12.24 カテゴリー/ Column 

 こんにちは。田村良介です。



 あるベンチャー企業の方から、ご相談がありました。

 『以前からご相談していた新商品の件ですが、
  商品開発の方向性を変更して、よりシンプルなものに
  しようと考えています。

  よりシンプルな設計に変更すると、特許もとれなくなるでしょうか?』
 

 たしかに、この方のおっしゃられるように、
 よりシンプルな設計にすることで、

 特許が認められ得る特徴的なポイントも減り、
 その商品について特許を取得するのも難しくなる可能性があります。


 私からは、

 『たしかに、特許を取得するのは難しくなるかもしれません。』
 とお答えしました。


 そして、

 『ただ、特許を取得することありきで、商品開発をするのではなく、
  その商品を使用するお客様にとって便利で、買いたくなるものを
  設計してください。』

 『そのうえで、最終的に開発されたものをもとに、
  どのように出願をすれば、
  特許にすることができるかを検討させていただきますので。』
 
 ともお答えしました。


 競合他社から類似の商品を販売されたくない、
 という考えが先行しすぎると、

 特許を取得できるかどうかで、
 商品開発の方向性が左右されてしまうことがあります。


 ですが、より良い商品を設計、開発し、
 そこに何か技術的な特徴があれば特許を取得する、

 というのが、本来あるべき形だと思っています。



 よりシンプルな設計の商品だったとしても、
 従来にないもので、その商品を使用するお客様にとって
 便利なものを開発したのであれば、

 シンプルな設計の中にも、
 どこかに技術的な工夫が含まれているはず。

 そこで、特許を取得できる可能性もあります。



 新商品を開発する目的は、特許を取得することではありません。

 よりお客様に喜んでいただける商品を開発して、
 収益をあげることです。


 ですから、特許を取得することありきで、
 商品開発をするのではなく、
 
 よりよい商品を開発したうえで、

 どうすれば、他社に模倣されないような特許を
 取得できるのかを、頭をひねって考える、

 という進め方が、あるべき進め方であると考えています。

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