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-審査官との面接の活用方法- 第167号

2018.09.03 カテゴリー/ Column 

 こんにちは。田村良介です。


 先日、所員旅行で、北海道の旭山動物園に行ってきました。

 旭山動物園には、初めて行ったのですが、
 本当によかったですよ。

 動物との距離も近いし、
 なにより動物が活き活きしているように感じました。


 動物園で、あんなに楽しめたのは初めてです。

 もし、まだ行ったことがない方がいらっしゃったら、是非。
 ほんとに、お薦めです。

 

 さて、本題です。

 ときどき、お客様から、審査官との面接について、
 お問い合わせをいただくことがあります。


 拒絶理由通知が届いた場合に、 
 審査官との面接をどのように活用するかは、

 人によって考え方が違うかもしれませんが、

 私は、以下のような場合に、有効ではないかと考えています。


 1、
  発明や引用文献の内容の理解や解釈に、
  出願人側と審査官で食い違いがある場合、

 2、
  製品や実験の結果物などを、審査官に直接見せたり、
  口頭で説明をしたほうが、発明の効果を理解しやすい場合



 その他にもあるのかも知れませんが、

 文章のやり取りだけでは、伝えたいことが、
 十分に伝わりにくいような場合に、

 面接を活用すると良いかなと思います。


 特に、「2」の

 製品や実験の結果物を、審査官に見せて、
 発明の効果のすごさを分かってもらうのには、

 本当に有効です。


 発明の効果のすごさは、
 文章や実験データだけでは伝わりにくいことがあります。

 目で見ることで、初めて、そのすごさが分かることも。


 
 以前、経験したのですが、

 私がいくら意見書で説明しても納得しなかった、
 私が面接で、口頭で熱弁をふるっても微動だにしなかった、

 その審査官が、
 実物を見た瞬間、コロッと態度を変えて、

 『特許になります』って一言。
 
 (私の文章力がないから、なんて言わないでくださいね)


 あまりの変わりように、びっくりしました。


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