こんにちは。田村良介です。
皆さん、「うんこ漢字ドリル」ってご存知でしょうか。
小学生向けの漢字ドリルですが、
今、爆発的に、売れているらしいですね。
何でも、発売後2ヶ月で140万部以上売れているとか。
作者の古屋雄作さんは、もともと「うんこ川柳」で
本を出版されるつもりだったそうです。
それが、「うんこ川柳」では売れない、
ということで、漢字ドリルになったとか。。。
それにしても、
「うんこ」を例文にした「漢字ドリル」
という発想がすごいですよね。
「うんこ」という単語を使った例文をつくるにあたっては、
・嫌悪感をなくす、
・生々しさを薄める、
・ポジティブな例文にする
という工夫をされたそうです。
この「うんこ漢字ドリル」、
実は、発明にも通ずるものがあります。
「うんこ」と「漢字ドリル」という意外な組み合わせ。
その組み合わせを、
ポジティブな例文にするなどの3つの工夫で、
子供が楽しんで学習できるようにしたのが、
「うんこ漢字ドリル」です。
発明も、単に、組み合わせやすい2つのものを
組み合わせただけでは、特許になりません。
ですが、意外なものを2つ組み合わせることで、
特許になる可能性は高まります。
さらに、2つのものを上手く組み合わせるために、
そこに工夫があって、
優れた効果が得られるのであれば、
特許になる可能性は、ぐんと高まります。
言わば、「うんこ漢字ドリル」は、
発明のお手本とも言える存在ではないかと。
それにしても、キーボードで、
こんなにも「うんこ」を入力することは、
もう、この先ないように思います(笑)。
本日は、大変失礼いたしました。。。
|◆今日のポイント◆
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☆意外なものを2つ組み合わせることで、
特許になる可能性は高まる。
2つのものを上手く組み合わせるために、
そこに工夫があって、
優れた効果が得られるのであれば、なお善し。
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■当メールマガジンについて
※当メールマガジンは、私個人の特許に対する考え方や
ノウハウをお伝えするものであり、ご紹介する内容の
すべてが絶対的に正しいとは、考えておりません。
予めご了承いただいたうえで、お読みください。
■メールマガジン「役に立つ特許実務者マニュアル」は
著作権により保護されています。
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こんにちは。田村良介です。
「あの人、名前なんだっけ?」
例えば、家族と話をしていて、
芸能人の方の名前が思い出せないことがあります。
「あの、、凄腕のお医者さんのドラマにでてた人、、、」
みたいな感じです。
そんなに重要なことでもないので、
名前が思い出せなくても、
特に気にしなければいいのですが、
思い出せないままにしておくのが嫌で、
ついつい調べてしまいます。
インターネットのおかげで、ずいぶん便利で、
ちょっと調べれば、すぐにわかります。
別に芸能人だけでなく、
何でもそうみたいです。
でも、実は、この分からないままにしておくのが嫌だ
という性分は、仕事でも活きているように思います。
特許制度なども多くのことは把握していますが、
こまかな運用で知らないことは、たくさんありますし、
審査基準を読んでも「なぜこのような判断をするのだろう?」
ということは、未だにあります。
こういったことを、
できるだけ分かったつもりにならずに、
自分が理解できるまで、突っ込んで考えるようにしています。
一つ一つの知識やノウハウは、
小さなものかもしれませんが、
この積み重ねが、実はすごく大きいのではないかと
思っています。
そうこうしているうちに、この特許の業界にはいって、
15年ほどが経過するのですが、
おかげで、ある程度のことであれば、
それほど時間をかけずに判断できるようになりましたし、
判断の質もずいぶんとあがったのではないかと思います。
特許の実務者として仕事をしていくには、
覚えておくべきこと、
理解しておくべきことが、山ほどあるのですが、
理解していないことを理解していないまま残さず、
理解できるまで粘って考え続けることで、
一つずつ階段をのぼっていけるのではないかと思います。
私もまだまだですので、
これからも、一つ一つの知らないこと、疑問点と
しっかりと向き合っていきたいと思っています。
|◆今日のポイント◆
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☆理解していないことを、理解していないまま残さず、
理解できるまで粘って考える。
一つ一つの小さな積み重ねが大きなものとなる。
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本年も地球環境への配慮および節電対策の一環として「クールビズ」を実施いたします。
◆実施期間 : 2017年5月1日~2017年9月30日
実施期間中は軽装 (ノーネクタイ、ノージャケット等)での業務を推進しております。
皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2017年6月14日(水)
日経BP総合研究所主催 テクノロジーNEXT 2017「AMAZON大研究」にて、
『アマゾンの特許、徹底分析』というタイトルで講演をいたします。
【概要】
空飛ぶ物流倉庫、合体するドローン、地下トンネルによる荷物配送――。
次々と奇想天外な特許を出願するアマゾン。
日本で出願された500以上の特許を分析することで、同社が描く未来像をあぶりだす。
▼▼ 詳細はコチラ ▼▼
開催日時: 2017年6月14日(水)-16日(金)10:00~17:00予定
会 場: ベルサール九段(東京都千代田区九段北1-8-10 住友不動産九段ビル3F)
http://www.bellesalle.co.jp/room/bs_kudan/access.html
公式サイト:http://techon.nikkeibp.co.jp/tecnext2017/0614_az/
こんにちは。田村良介です。
もう15年も前、この特許の業界に入ったばかりの頃です。
当時勤めていた特許事務所で、上司から、
「所長と話をするときは10秒以内に話をまとめなさい」
と言われていました。
さすがに、発明や拒絶理由通知の内容を説明するのに、
10秒は無理だよ~、と思っていたわけですが、
事前に、図や表を準備するなどして、
できるだけ、分かりやすく、簡潔に説明できるように心がけていました。
それでも、話に要領を得ないところがあると、
雷を落とされていたのですが(笑)。
ただ、若い頃の、
簡潔に分かりやすく物事を伝える訓練は、
今になって非常に役に立っています。
例えば、特許制度を詳しく知らない方に、
特許制度をお伝えするときなど、
大変ありがたいことに、
「分かりやすい説明、ありがとうございます」
なんてことを言っていただくことがあります。
こう言っていただくのは、うれしかったりします。
簡潔に分かりやすく物事を伝えることは、
口頭の説明だけでなく、文章を書くときにも役立ちます。
例えば、拒絶理由通知への対応で、意見書を書くときも、
複雑なことを、できるだけ簡潔に分かりやすく書くことで、
説得力がうまれます。
逆に、たくさんのことを主張しているけど、
何がポイントなのかが分かりづらい文章は、
説得力に欠けます。
そこで、
簡潔に分かりやすく物事を伝えるためのコツは何か?
と考えてみたのですが、
・伝えたいことを、自らが十分に理解していること
・相手に理解してもらうための最低限の情報は何かを
相手の立場に立って、想像してみること
・どのような話の流れでメッセージを伝えると、
思考の流れが途切れることがないかを考えてみること
・一度に複数のことを伝えようとしないこと
などなど。
思いつくままに、書いてみましたが、他にもありそうですね。
特に「伝えたいことを十分に理解していること」は、
すごく重要なのではないかと思っています。
理解しているつもりでいても、
いざ伝えようとすると、理解できていないことに気付いたりしますからね。
理解が不十分だと、当然ですが、
言葉足らずになったり、説明が冗長になったりします。
30秒~1分間ほどで、
伝えたいことを伝えきれない場合は、
もう一度、準備にしっかり時間をとってもいいのかもしれませんね。
|◆今日のポイント◆
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☆簡潔に分かりやすく物事を伝えるためのコツとは?
・伝えたいことを、自らが十分に理解していること
・相手に理解してもらうための最低限の情報は何かを
相手の立場に立って、想像してみること
・どのような話の流れでメッセージを伝えると、
思考の流れが途切れることがないかを考えてみること
・一度に複数のことを伝えようとしないこと
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ノウハウをお伝えするものであり、ご紹介する内容の
すべてが絶対的に正しいとは、考えておりません。
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